ドキュメンタリー映画『バベルの学校』福岡特別上映会


ドキュメンタリー映画『バベルの学校』の特別上映会を6月28日(日)福岡市西部地域交流センター さいとぴあにて開催します。

グローバル化により、国際結婚や海外にルーツを持つ子供の数は増加。また、少子高齢化社会のなかで、移民受入についても議論が繰り広げられています。教育現場においても、多様なバックグラウンドの子供達に対応する必要性が、一層高まっています。        
              
映画『バベルの学校』は、フランスに移住してきた24人20国籍の子供達が、フランス語を集中的に学ぶ「適応クラス」を追ったドキュメンタリーです。母語も、文化も、宗教も、家庭的なバックグラウンドもバラバラ。担任であるブリジット・セルヴォニ先生は、そんな彼らの一人一人と辛抱強く向き合い、夢を応援します。

この映画は、今後、一層多様化していくであろう日本の教育現場、そして日本社会に対する、問いかけやヒントに溢れています。本映画をぜひ教育関係者のみなさまにご覧いただきたく、6月28日(日)に、小中学生および教員の皆様は無料(一般1,000円)でご参加いただける特別上映会を開催いたします。

映画上映後には、日本における『バベルの学校』ともいえる、東京の新宿区立大久保小学校・日本語国際学級で、多様な国々にルーツを持つ子供達の教育に長年携わってきた、善元幸夫先生にトークをしていただきます。

多くの児童や学校関係者の皆様のご来場を心よりお待ちしています。※日本語字幕上映のため小学校高学年以降の生徒さんの視聴をおすすめします。

文部科学省特別選定 社会教育(教養) 青年向き
文部科学省選定  社会教育(教養)成人向き
(2015年1月15日選定)

■日時
2015年6月28日(日)19:00-21:30
※18:30 開場

■募集人数
300人

■料金
小中学生及び、小中高・大学教員は入場無料
一般1,000円

■申し込み方法
事前予約は不要です。
※先着入場となります。満席時はご入場いただけない場合があります。

■場所
福岡市西部地域交流センター さいとぴあ
福岡市 西区西都2丁目1−1
電話:092-807-8900
http://www.saitopia.info/gaiyou#access

■主催
ユナイテッドピープル株式会社
http://unitedpeople.jp/

■後援
福岡市教育委員会

●ドキュメンタリー映画『バベルの学校』

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。

「子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。」
– 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)

STORY:
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から
15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある
中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。
この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代
の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍
の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい
意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
編集:ジョジアンヌ・ザルドーヤ
オリジナル音楽:オリヴィエ・ダヴィオー
サウンド:ステファン・ブエ、ベンジャミン・ボベー
ミキサー:オリヴィエ・グエナー
制作:Les Films du Poisson、Sampek Productions
共同制作:ARTE France Cinema
配給:ユナイテッドピープル
原題: La Cour de Babel
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
フランス/2013年/フランス語/89分/1.85:1/カラー/5.1ch/ドキュメンタリー
facebook:https://www.facebook.com/babelnogakkou

●善元幸夫先生プロフィール

1950年埼玉県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業後、
江戸川区立葛西小学校で中国・韓国からの
残留孤児2世のための日本語学級に14年勤務する。
1995年、「日韓合同授業研究会」を作り、日本・韓国・中国の国際交流研究会を開催。
2003年には、東京都内の小学校の日本語学級に赴任。
2009年に退職後、目白大学、立教大学、琉球大学、東京学芸大学にて、
非常勤講師として、多文化共生、国際理解教育等をテーマに教鞭をとる。
著書に、『生命の出会い』(筑摩書房)、
『いま、教師は何をすればいいのか』(小学館)など多数。
2014年に、日本語学級の子供たちの作文をまとめた、
『ぼく、いいものいっぱい』を出版。

参照:http://www.ab.auone-net.jp/~co-mirai/boku-iimono.html