ユナイテッドピープルのアーヤです。先日、銀座ソーシャル映画祭で知り合った、株式会社プランニング・オフィス・クルーさんにおじゃましてきました!
銀座ソーシャル映画祭を主催している中越パルプ工業さんは、竹でつくった紙が有名ですが、プランニング・オフィス・クルーさんも、竹の繊維からつくった製品を扱っています。
古くから日本の生活・文化に密着してきた「竹」ですが、生活様式の変化等により、消費量は減っています。そのなかで、国内の多くの竹林が放置され、森林や里山に侵食し、周辺の生物多様性の低下や、土砂災害・土砂崩壊等の原因にもなっています。竹の消費・有効活用は、日本の森林や里山を守るうえで、必要な取り組みになっているのです。
(ご参照:http://www.chuetsu-pulp.co.jp/sustain/eco/about.html )
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さて、プランニング・オフィス・クルーさんのオフィスにおじゃますると、まるでお店のように商品が可愛いらしく並べられていて、思わず「うわぁ〜可愛い〜!!」と嘆声をもらしてしまいました。
まずは何よりタオル!
サイズや色の種類が多様なだけでなく、なんと、織り方も商品によって変えているため、肌触りも微妙に異なっています。でも、どれもものすごく柔らかい!!
普通のタオルよりも若干重さがあるため、赤ちゃんのおくるみに使う人もいたり、肌触りが心地よいため、バスタオルを枕カバー代わりに使っていらっしゃる方もいるそうです。木綿のタオルより吸水性も高いので、家族で一枚のバスタオルを共有している方もいるとか!そんなに頻繁に使っていたら、すぐによれてしまいそうですが、一般家庭よりも使う頻度が高いエステショップでも、普通のタオルより何倍も長持ちするため好評なのだそうです。
私自身、昨秋に中南米を旅した時には、汚しても無くしても惜しくないものを…と思い、100均のタオルを持参しましたが、結局、吸水性も肌触りも悪くて使い心地が悪く、さらに、糸くずが絡みやすくて、もうそろそろ雑巾行きかな…と思っています。。。
その場で払うお金は安かったとしても、結局長く使えなければ、いろんな意味でコスト高…。
弊社が昨秋配給したファストファッションに関する映画『ザ・トゥルー・コスト』とも通じるものがありそうです。
驚いたことにこのタオル、土に埋めると3週間ぐらいで分解されて自然に還るのだそうです!!木綿のタオルでも分解はされるそうなのですが、時間がかかったり、化学製品が混じっていると土に悪影響を与えてしまうので…。自然から作られて、自然に還っていく、素敵な循環ではないでしょうか。
タオルだけではありません。竹からできた無添加の洗剤もあります!無添加なので、敏感肌の人や赤ちゃんにも安心の洗剤です。市販の洗剤と単純に容量で比較すると割高に感じてしまいますが、こちらも1回あたりの使用料が少なくて済むため、実質的には安く済みます。無臭で、消臭効果もあるため、水で薄めて消臭スプレーに使うのもオススメとのこと。
さらに、竹の繊維を使ったストールもあります。
薄手で軽く、シルクみたいな柔らかさですが、保温効果は抜群だそう。個人的にこのゼブラ柄がすごく欲しくなりました…笑!「これ、竹でできてるんだよー!」と友達に話すだけで盛り上がりそうです!プランニング・オフィス・クルーさんでは、これからこの竹の繊維を使って、他の衣類、ファッション小物もつくっていく予定のようです。楽しみ!!
さらにさらに、お茶菓子に出していただいたこちら!
これも竹から作られたボウロなのです!!普通のボウロのように、口の水分を奪われるような感じではなく、サクサクでほんのり甘い美味しいクッキーです!整腸効果もあるので女性にオススメの一品。
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…と、まるで回し者のように紹介してしまいましたが(笑)、お話をお伺いしながら、本当に感動したのです!!”余っている”竹を有効活用でき、どれも自然に優しく、循環させることができるなんて…。しかもその活用用途の幅広さといったら…!!
日常に使うものから、そうした自然と人に優しいものを、少しずつ取り入れたいなと思い、私も洗剤とタオルを頂戴してまいりました。
ちなみに竹から繊維をつくりだす技法は、現在中国にしかなく、また、中国と日本で竹の性質が異なる(中国の竹は長い繊維がとれる一方、日本の竹は短い繊維しかとれない…)ことから、プランニング・オフィス・クルーさんも、製造と原料の竹の一部は中国で調達しているそうです。ただ、日本の竹が有効活用されているのは事実ですし、これからの可能性は無限大のように感じました!
プランニング・オフィス・クルーさんの商品は、オンラインからお買い求めいただける他、生活雑貨店でも販売されているので、ご興味を持たれた方、ぜひ一度お試しください!