ユナイテッドピープルのアーヤです。
先日、Africa Quest.comさん主催のイベントで、以前からお会いしてみたい!と思っていた andu ametの鮫島弘子さんのトークを聴いてきました!
andu ametさんは、世界的にも質の高さで有名なエチオピアの羊皮を使った、エシカル・ラグジュアリーブランドです。
「ラグジュアリー」というと、セレブな人たちのための「異世界」(笑)なイメージがあったのですが、鮫島さんが「ラグジュアリー」にこだわる理由はもっと別のところにありました。
かつて某有名ラグジュアリーブランドに勤めていた鮫島さん。展示会で、若い子がかなり年季の入ったバッグを持ってきていて、話を聞くとおばあちゃんからお母さん、そして娘さんへと受け継がれていたものだったとのこと。そういう人が一人ではなく、沢山いたそうです。
ファッション業界では、シーズンごとに新しいデザインを出しては、”買い替え”をしてもらうことがフツウですが、種類を増やしてたくさん買ってもらうことよりも、1つの物を、長く、世代を越えて、大切に使い続けてもらう…。
そのために、頑丈で高品質な素材にこだわり、時代を越えて愛されるようなデザインを追求する。
私もアクセサリーの多くは祖母と母から譲り受けたものですが、そういうものは、他には換えることができない”歴史”と”記憶”が詰まっている分、一層大切にしますし、まるで御守りのような存在にもなります。
そうして「長く使う」ことは、大量生産大量消費と違って環境にも優しく、丹精込めて作った作り手の人も嬉しいはず。
みんながhappyになる、ほんとうの「エシカル」。
そんな想いを目をキラキラ輝かせながら話される鮫島さんは、本当に素敵でした。
そして、「思わず抱きしめたくなる」をコンセプトに作られたカバンを実際に触らせてもらったところ、ものすごく気持ちよかったです!!!ずっと抱きしめていたい(笑)!!このカバンと一緒に通勤したら、1日を頑張るエネルギーと、1日の疲れを和らげる癒しを与えてくれそうです🍀
ちなみに、作り手と使い手の両方のハッピーを考えていらっしゃる点は、『ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』と通底するものを感じましたし、エチオピア現地の人たちに「モノを与えるのではなくて、方法・技術を教える」ことや、法整備の欠如や政治体制の腐敗ゆえに国の発展が進まないことへのもどかしさのお話などは、『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実〜』との重なりを感じました。
★andu ametの商品を実際に手に取れる「Gallery andu amet」★
港区南青山2-22-2 南青山篠崎ビルMA24/2F
営業日 毎月第1&3土曜日 13〜18時
https://www.facebook.com/galleryanduamet/