2015年9月から2年半で、全国で市民上映会を定期開催する「ユナイテッドピープル・シネマ」の数が100ヶ所と超え、107ヶ所となったことを発表します(2018年2月27日時点)。
単館系映画館が全国から減少する中、インディペンデント映画を上映する場所が極めて限られています。そんな中、社会の課題解決を目的に映画を配給するユナイテッドピープルは、市民上映会専門サイトcinemo(シネモ)に誰でも場所さえあればシアターが始められる「ユナイテッドピープル・シネマ」という映画の上映システムを開始し、全国でカフェ、レストラン、お寺、ヨガスタジオ、会議室など様々な場所で様々な主体による映画の市民上映会が展開されるに至りました。
去年1年間の市民上映会開催数は約1,100回で2万5千人以上が上映会に参加しました。毎年増加傾向にあります。

「ユナイテッドピープル・シネマ」を利用して映画の定期上映をしている契約者の一部から、開始してどんな変化が生まれたかコメントを頂きましたのでご紹介します。
■「ユナイテッドピープル・シネマ」契約者の声
ロータスシネマ(東京都)
「映画を上映したい、ソーシャルなイベントを開催したいという人が増えている(もしくはわたしが出会うようになった)。来られなくても注目していてくれる人がけっこういて、ありがたいことだと思っている。」
みそしるの会(京都府)
「普段生活の中ではなかなか話題に出ないような社会問題について主婦、若者などいろんな立場の人達とゆっくり話し合う機会ができた。上映会に来てくれた人同士の交流の場所になりそう。(まだ1度しただけなので予想ですが)」
トラベッサシネマ(東京都)
「まだ4回目の開催ですが、リピーターも多く、上映後の対話も毎回盛り上がっています。」
みらい映画館まつだ(神奈川県)
「見たらすぐ帰るというのではなく、お茶を飲みながらのトークタイムを設けたのですが、半数くらい残って下さって感想などを話し合っています。初対面の方とも話ができたりするのがおもしろいです。」
参考記事:みらい映画館まつだを企画した 根本 佐和子さん 松田町寄在住 41歳
本や+α(チネマピッコロ)(岐阜県)
「上映後の感想シェア会は毎回とても盛り上がり、新たな出会いが生まれています。参加者からは「価値観が変わった」「勇気をもらった」「行動を変えたい」という前向きな感想が多いです。月1回の上映会に楽しみに来てくださる方も増えてきました。また、そこで出会った方と大規模な自主上映や地域活動のプロジェクトが始まりつつあります。」
ココウェルカフェ(大阪府)
「お客様への情報発信というだけでなく、弊社スタッフの教育にも生かされています。」
310+1シネマプロジェクト(茨城県)
「定期的に上映活動が行えるようになり、映画ファンが増えてきた。」
映画から始めるSDGs(石川県)
「2月16日から18日に行われたJCI金沢会議でポバティー・インクを上映したところ、自分たちの青年会議所でも上映して、内容を共有したいなど、複数の反響があった。」
アルシネマ(石川県)
「面白い映画を知れてよかった、とよくおっしゃっていただきます。」
■「ユナイテッドピープル・シネマ」とは?
ユナイテッドピープル・シネマにご契約すると、年間ライセンス料金をお支払いいただくことで、上映会参加者200人分まで、追加料金無しで市民上映会を開催し放題となります。cinemoで紹介しているほぼすべての作品が対象です。
「ユナイテッドピープル・シネマ」 契約料金
年間ライセンス料 120,000円(税別) ・・・前払い
参加者200人までは上映し放題。超えると一人500円(税別)の追加料金が発生。
年間ライセンス料に上映素材(DVD/ブルーレイ)の発送費が含まれます。
初期費用:10,000円(税別)
詳細はユナイテッドピープル・シネマ契約者募集ページをご覧ください。