映画『女を修理する男』DVD発売記念上映会と講演会(3/31東京)

映画『女を修理する男』DVD発売記念上映会と講演会(3/31東京)

3月31日(土)東京JICA地球ひろばで、映画『女を修理する男』(ユナイテッドピープル配給)のDVD発売記念上映会と講演会を開催することをお知らせします。

一人の医師の勇気ある行動が世界を動かし
4万人以上の性暴力被害女性を治療した──

コンゴ人婦人科医デニ・ムクウェゲ医師の
命がけの治療を追ったドキュメンタリー

本作は、暗殺未遂にあいながらも、医療、心理的、そして司法的な手段を通して、婦人科医のデニ・ムクウェゲ医師が性暴力の生存者を献身的に治療する姿を映している。それに加えて、生存者の衝撃的な証言、加害者の不処罰の問題、希望に向かって活動する女性団体、そしてこの悲劇の背景にある「紛争鉱物」の実態も描かれている。

当日は本作の上映と、「コンゴの性暴力と紛争を考える会」副代表で東京大学 公共政策大学院 特任助教の華井 和代さん、そして、本作の字幕翻訳を担当された八角幸雄さんによる講演を予定しています。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。

※一部刺激の強い描写もございます。12歳以下のお子様のご鑑賞は、保護者の方の自主的なご判断をお願いいたします 。

【イベント概要】

日時:
3月31日(土)18時45分~21時20分 (開場 18時30分予定)

場所:
JICA地球ひろば 国際会議場(2F) https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/
東京都新宿区市谷本村町10-5(JICA市ヶ谷ビル内)

料金:
1,000円
※事前申し込みをお願い致します。
※当日参加も可能ですが、残席ない場合はご入場いただけません。ご了承ください。
事前受付は終了しました。

プログラム:
18時30分 開場
18時45分から20時37分 / 映画『女を修理する男』上映 (112分)
20時40分から21時10分 / 講演 華井 和代さん、八角幸雄さん 司会 関根健次(ユナイテッドピープル代表)
21時10分から21時20分 / Q&A

主催:
ユナイテッドピープル

共催:
コンゴの性暴力と紛争を考える会

問い合わせ:
ユナイテッドピープル http://unitedpeople.jp/contact

事前受付は終了しました。

DVDのご購入はcinemoで!(4月2日発売)

■映画『女を修理する男』について

コンゴ民主共和国で性的被害にあった女性達を治療するデニ・ムクウェゲ医師は、2012年に脅迫を受け一時は海外へ。しかし翌年には命の危険を冒して再びコンゴに戻る。そして命がけの治療を再開する───

「女性と少女にとって世界最悪の場所」とも描写されるコンゴ東部


コンゴ戦争が勃発してから20年が経つ。その間、「紛争鉱物」の実態に関する認知は高まり、国際社会はその予防策に取り組んできた。しかしコンゴ東部の状況は改善されないまま、この地域に住む人々の苦しみは続き、大勢の女性、少女、そして男性が性暴力の被害にあっている。紛争鉱物、グローバル戦争経済と組織的な性暴力は相互関係にあるが、その事実はほとんど知られていない。
本作品は、暗殺未遂にあいながらも、医療、心理的、そして司法的な手段を通して、婦人科医のデニ・ムクウェゲ医師が性暴力の生存者を献身的に治療する姿を映している。それに加えて、生存者の衝撃的な証言、加害者の不処罰の問題、希望に向かって活動する女性団体、そしてこの悲劇の背景にある「紛争鉱物」の実態も描かれている。

「ムクウェゲ医師は私にとって父親のような存在」とある患者は話す

ムクウェゲ医師は1998年、コンゴ東部のブカブにてパンジー病院を設立し、これまで4万人以上のレイプ被害者を治療し、精神的ケアを施し続けてきた。それ以外に、国連本部をはじめ世界各地でレイプ被害に関する演説を行い、女性の人権尊重を訴えてきた。その活動が国際社会で評価され、これまで国連人権賞(2008年)、ヒラリー・クリントン賞(2014年)、サハロフ賞(2014年)などを受賞した。ノーベル平和賞受賞者の有力候補にも数回挙がっており、2016年5月のタイム誌に、「最も影響力のある100人」に選ばれた。
映画詳細

■トークゲスト

華井 和代 東京大学 公共政策大学院 特任助教
コンゴ東部での紛争状況から、国連による紛争解決への取り組み、各国政府や企業による紛争鉱物取引規制の実施状況、先進国における消費者の認識調査までを幅広く研究。同時に、元高校教師の経験を生かし、高校生が世界の紛争状況と市民社会の責任について学ぶ平和教育・開発教育教材を開発・実践している。主著は『資源問題の正義―コンゴの紛争資源問題と消費者の責任―』(東信堂、2016年)。コンゴの性暴力と紛争を考える会副代表。
コンゴの性暴力と紛争を考える会

八角幸雄 アフリカ協会特別研究員 フランス語通訳(司法分野)
映画『女を修理する男』の字幕翻訳を担当。元外交官。JICA時代を含む在外勤務約30年間(全てフランス語国)の内、17年間をアフリカで過ごす。98年の第2次コンゴ戦争勃発当時は、次席館員として在コンゴ(民)大使館に在勤。映画の原作者であるBraeckman記者とは当時からの友人関係。その後在勤した在ベルギー大使館、ルクセンブルク大使館からも大湖地域問題をフォローする。

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