2016年8月6日公開 ユナイテッドピープル配給

海外支援者向け試写会を開催しました!

7/9(土)に、海外支援に携わっている人、携わったことがある人を対象とした、本作『ポバティー・インク』の特別先行試写会を開催しました。

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来場者の方々は、海外支援に関わるNGO・NPOに勤めている人や、個人的にボランティアで海外の被災地支援を行なっている人、学生団体で活動している人や、フェアトレードショップを経営している人など、様々な形で「支援」に携わっている方々でした。

映画鑑賞後の感想シェアの時間には、映画で映し出されている「支援のジレンマ」に共感する体験・経験談が出てきた一方で、「映画で批判をされているようなNGO/NPOばかりではないことも知ってほしい」といった声もあがってきました。

鑑賞後のアンケートでは、「本作を観てよかったと思うか」という問いに対して、全員が「非常によかった」もしくは「まあまあよかった」を選択してくださいました。

 

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その理由としては、

  • 援助に関して考え直す良い機会になった。
  • 具体的事例が援助のその先をわかりやすく伝えていてよかった。
  • この映画がすべて正しいというわけではないが、あり方、繋がり方を考えられるとてもいい機会になった。
  • パートナーとして成長を支えることを真剣に考えている団体もある一方で、貧困を利用した自己満足に終わっている団体・人がすごく多い現実を考えさせられた。

といった意見がありました。

また、「同僚や友人にこの作品を勧めたいか」という質問にも、8割弱の人が「非常にそう思う」と回答してくださいました。

 

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  • 現地の人の声をリアルに聞いて欲しいから、いろいろな方にみてほしい。職員全員で見て、議論の場をもっても面白そう。
  • 支援という活動に関わっている人にはすべて見てもらいたいぐらい。
  • 援助業界に居続けている人たちにも、足を洗った人たちにも、また、援助業界を知らない人たちにも紹介したい。援助について考えることは税金の使い道をきちんと考えることにもなるから。

といった声がありました。

以下は、映画全体に対して、お寄せいただいた感想です。
映画で映し出されているような「現場」と繋がりをもっている方々だからこその視点を、ぜひ、皆さんにも鑑賞前に知っていただきたく、あえて、本作への批判的な意見もアップいたします。

  • まだこんな状況なのかとショックを受けた。
  • 知らないこともまだまだあって、とても勉強になった。よかれと思ってやっていることが、実際にどうなっているかということを多くの人に知っていただけたらなと思った。今日見たことを参考に、関わる方々に迷惑がかからないようにビジネスを展開していきたいと思いました。
  • とても考えさせられる映画でした。よかれと思うことを判断する前に行動のインパクトをより冷静に見て判断する必要があり、善意をインパクトにつなげるための活動が必要だと痛感した。また、人間が誇りを持って全世界で生きるために、起業・仕事を生み出すことの大切さを痛感した。
  • 日々(他団体の)「ものを届ける」とか「かわいそうな子に愛の手を」的な広報を見て、ああすれば寄付が集まりやすいんだろうなと思うこともあったが、本作品を見て、「モノは届けない」「そういう広報はしない」「現地の人の意志、力強さを伝えることが何より大切だ」という自団体のポリシーは間違っていないと感じて、ちょっと嬉しくなった。
  • 映画で見た現実をフィリピンで見てきたため、とても共感した。あえていうと、機能している援助を否定するように捉えられる可能性は残念だなと思いました。
  • 貧しい人々はあらゆるシステムから切り離されているというのは確かにそうで、しかしそれを本当に理解することは、なかなか難しい(よく見えないので)ことだとあらためて感じた。
  • 援助業界の人々もみんな魚ではなく釣竿を与えなければいけないと分かっている。しかしその釣竿の与え方(職業訓練をしたところで雇用をうみだせるわけではない)が分からないのではないか。

海外支援経験者の皆さんの視点も参考にしていただきながら、ぜひ劇場公開後に、本作『ポバティー・インク』、ご覧いただければ幸いです!

試写会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!

映画『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実〜』
8月6日(土)より渋谷アップリンクほかで公開!!

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