『拝啓アシタ』メインビジュアル
2026.9.26 [SAT] シアター・イメージフォーラ厶ほか全国順次ロードショー
DEAR TOMORROW

拝啓アシタ

大丈夫、あなたは一人じゃない。

1日1,000件以上届く悲痛な声
孤独を抱えたふたりが、匿名チャット相談窓口を
通じて一歩を踏み出す──
現代日本の孤独を真正面から映し出したドキュメンタリー

予告編

近日公開!
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『拝啓アシタ』本編スチール

寄せられた声

孤独も苦しみも固有なものだけれど、出演者がそれぞれに背負って向き合っている姿を追っているうちに、不思議と自分の心が軽くなった。

針貝 有佳(デンマーク文化研究家)
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映画概要

現代社会を蝕む“孤独”という
「見えない危機」

「ああ、今日も目が覚めてしまった」毎朝そうつぶやきながら目を開けるマサト。「もう死ぬしかない」と日記に書きつけながら、誰にも打ち明けられずにいるショウコ。“孤独”の問題は静かに、しかし確実に現代社会を蝕んでいる。日本人の約4割が孤独を感じ、社会的パンデミックとも呼ばれる。3700万人が暮らす東京首都圏でさえ、誰にも気づかれないまま孤独の淵に立つ人々がいる。本作は、そんな見えない危機に向き合う日本の今を、長年日本を見つめ続けるデンマーク人のシュローダー監督が、誰もが抱える人や社会と「つながりたい」という切実な願いを通して描いたドキュメンタリーである。

チャット相談で、
失いかけた人生をつなぎとめる

世界で2番目に孤独・孤立担当大臣を設置した日本。その最前線で、24時間365日、誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口を運営する「あなたのいばしょ」では、ボランティアたちが1日1,000件以上の「つらくてたまらない」「もう消えてしまいたい」という悲痛な声に「あなたは一人じゃない」と寄りそう。そんなチャット相談窓口に支えられながら孤独を埋めるようにフクロウを飼い始めたマサトは、寺の住職へ胸の内を打ち明けてみる。同じくチャット相談窓口に背中を押され、学生時代の友人と再会を果たした音楽好きなショウコは、長らく遠ざかっていたステージに再び立つことを夢見る。それぞれの痛みを抱えながら、それでも人とのつながりを求める二人は孤独の闇の先に光を見出せるのか──。

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『拝啓アシタ』本編スチール

人は、
人を必要としている。

キャスパー・アストラップ・シュローダー監督

監督メッセージ

過去25年間、私は他のどの国よりも頻繁に日本を訪れてきました。最初は観光客として、次に日本のエージェントに所属するアーティストとして、そして2008年以降は日本で映画を制作しています。最初に制作したのは世界最多の発明品数を誇る発明家のドクター・中松のドキュメンタリーで、次に、レンタル家族を題材にした作品を制作しました。一見風変わりな物語に思えますが、どちらも観客に「自分が後世に何を残すのか」「人類を結びつける普遍的な何か」について考えさせる内容でもありました。私が長年、日本に魅了され続けているのは多くの共通点があるからだけでなく、特に自国の文化とは大きく異なる側面――人間的な価値観や感情の扱い方に惹かれているからです。デンマーク人である私は、ある種の「殻」の中で生きています。他者が普遍的かつ根本的な感情とどう向き合っているかを観察することで、自分自身について多くを学ぶことができます。その点において、私にとって日本はまさに素晴らしい拡大鏡のような存在なのです。

日本人の孤独は深い。世界最低水準の出生率を抱える日本は悪循環に陥りつつあります。この日本の現状は、近い将来、多くの国々が直面する課題だと私は考えています。だからこそ日本の「内閣府孤独・孤立対策推進室」創設の報道は、私たち一人ひとりに貴重な教訓を与える取り組みだと強く感じました。なぜそのような取り組みが必要なのかという深く人間的な物語を、映画を通して伝えようと決意しました。

本作は、私たち人間を真に幸せにするもの、そしてその境地に至るための様々な道筋を、ある“普通”の日本人の人生を軸に、状況の悪化を防ぐために奮闘するNPOや政府の姿を介して描く物語です。2023年6月、赤十字は「孤独はパンデミックのように広がっている」と警告しました。コロナ禍を経て、社会的交流が人間の幸福にとっていかに重要かを、私たちは改めて思い知らされました。家族に恵まれた私自身も、コロナ禍後のデジタル社会の中で、孤独がごく普通の家庭にも忍び込んでくる感覚を覚えました。こうした経験から、孤立して暮らす人々の物語にますます強い関心を抱くようになりました。“孤立した”人生の強さと脆さとは一体何なのだろうか、と。

日本は古くから自発的か否かに関わらず孤立状態にある人々が数多く存在することが知られています。本作では孤立した暮らしに伴う人間的な課題に焦点を当てたいと思いました。これは日本だけでなく全世界が直面する問題です。日本はこの問題を深刻に受け止め、「孤独・孤立対策担当大臣」を任命しました。本作は、事態悪化への警鐘であると同時に、解決の可能性を示すものでもあるのです。あらゆる年齢・背景の人々の根本的な感情に訴えかける、痛みと切望、そして希望に満ちたこの映画をぜひ観てほしいと心から願っています。私にとって何より大切なのは、この映画が希望のメッセージを伝えることです。孤独と闘うNPOや日本政府の前向きな取り組みの中にこそ、その希望は見出されます。人は人を必要としています。現代社会において、このことを思い出すことはかつてないほど重要です。

キャスパー・アストラップ・シュローダー監督ポートレート
キャスパー・アストラップ・シュローダー
KASPAR ASTRUP SCHRODER
PROFILE

映画監督。1979年、デンマーク・コペンハーゲン郊外生まれ。2009年に初の長編ドキュメンタリー『ドクター・中松の発明』を監督する以前、国際的なアーティスト、グラフィックデザイナー、家具デザイナーとして活動し、数多くの短編映画やドキュメンタリーの編集も手掛けてきた。以後、15本以上のドキュメンタリー映画を脚本・監督。題材は児童向けの物語から、日の当たらない場所を舞台にした社会派リアリズム作品まで多岐にわたる。50作品以上が国際映画祭に選出され、世界各地で数々の賞とノミネートを獲得している。2014年、プロデューサーのカトリーヌ・A・サールストロム、パトリシア・ドラティ、監督のボリス・バートラム、カトリーヌ・フィルプと共にデンマークの制作会社グッドカンパニーピクチャーズを設立。創造性に富み、人物を軸にしたドキュメンタリーを制作している。

https://www.goodcompanypictures.com
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『拝啓アシタ』本編スチール

スタッフ&登場人物

『拝啓アシタ』場面写真
登場人物
ワタナベ ショウコ
サワ マサト
大空 幸星
小澤 大吾
順子
野田 聖子
鈴木 貴子
STAFF
監督・脚本・撮影
キャスパー・アストラップ・シュローダー
プロデューサー
マリア・ヘルガ・ストゥルップ、カトリーヌ・A・サールストロム
編集
ラウラ・スキョル・ウストル、キャスパー・アストラップ・シュローダー
音楽 / 音響
ヨン・エクストランド / テッド・クロキェフスキー
製作総指揮
キャスパー・アストラップ・シュローダー 他
制作
グッドカンパニーピクチャーズ
82分デンマーク・日本・スウェーデン2025年ドキュメンタリー配給:ユナイテッドピープル
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劇場情報

(更新日:2026/07/06)
北海道・東北エリア
場所
劇場名
公開時期
関東・甲信越エリア
場所
劇場名
公開時期
栃木県
宇都宮ヒカリ座 TEL:028-633-4445
2026年12月25日(金)~1月7日(木)
栃木県
小山シネマロブレ TEL:050-3196-9000
2026年10月2日(金)~10月15日(木)
東京都
2026年9月26日(土)~
長野県
上田映劇 TEL:0268-22-0269
近日公開
中部・北陸エリア
場所
劇場名
公開時期
近畿エリア
場所
劇場名
公開時期
大阪府
第七藝術劇場 TEL:06-6302-2073
近日公開
中国・四国エリア
場所
劇場名
公開時期
九州・沖縄エリア
場所
劇場名
公開時期
※ 劇場公開予定のない地域では上映会の開催が可能です。詳しくは、cinemoまで。
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『拝啓アシタ』本編スチール