インサイド・ガザ 封鎖の内側から

インサイド・ガザ 封鎖の内側から

第99回アカデミー賞®長編ドキュメンタリー部門選考対象作品、および国内外映画祭ラウレル 2026年11月28日(土)ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー 真実を伝えるために、立ち去るわけにはいかなかった 世界のメディアが締め出されたガザの内側から、4人の現地記者が命がけで伝える証言ドキュメンタリー
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2026年11月28日(土)ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー

予告編

※英語字幕版。日本語字幕版は準備でき次第掲載。

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ガザ地区南部、避難する人々の列
©Mahmud Hams / AFP

映画概要

証言することは、彼らの使命であり、闘いだった。

2023年10月7日以降、ガザ地区は国際メディアの立ち入りが制限され、独立した取材アクセスは事実上不可能となった。この戦争を内側から記録した数少ない証人が、AFP通信ガザ支局の記者たちである。周囲に爆弾が降り注ぐ中、彼らは記事を書き、写真や映像を記録し続けた。自らが報道する人々と同じ危険や欠乏、先の見えない不安に直面しながらも、その証人であり続けた。彼らが命懸けで捉えた膨大な映像と写真で構成された本作は、当事者自身が語る唯一無二の証言記録である。

記者のマイ・ヤギ、モハメド・アベド、アーデル・ザアヌーン、マフムード・ハムスは、AFP通信の一員として数々の紛争を取材してきた。しかし、今回の戦争はかつてないものだった。彼らは、伝える義務、自らの生存をかけた闘い、そして常につきまとう「標的にされるかもしれない」という恐怖の間で引き裂かれていく。想像を絶する破壊と増え続ける死者を記録する証言者としての重責、そして自分と家族の命を守り抜こうとする人間としての切実な姿を描き出す。

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『インサイド・ガザ』本編スチール

紛争において、
ジャーナリストの存在を
好む交戦当事者はいない。

マフムード・ハムス(AFP写真記者)

監督メッセージ

私にとって、このドキュメンタリーは異例の挑戦でした。それは、自ら取材することができなかった戦争の物語を、ガザでAFPのジャーナリストたちが捉えた映像にほぼ全面的に依拠して伝えること――彼らこそが、戦場の内部からその実情を記録し得た唯一の証人だったからです。

『インサイド・ガザ』は、彼らが通信社向けに制作したニュース素材をもとに構成されています。この作品は、200日近くに及ぶ戦争を耐え抜き、自分たちの人生を形作ってきたあらゆるものが消え去っていくのを目の当たりにした、4人のベテラン記者たちの物語を伝えています。

彼らの体験は、極めて個人的であると同時に、誰の心にも響く普遍的なものです。彼らはジャーナリズムよりも生存を優先することもできたはずですが、計り知れない危険を冒してまで報道を続けました。偽情報が蔓延し、ジャーナリズムが攻撃にさらされている今、『インサイド・ガザ』は、独立系記者たちの勇気に捧げる賛辞であり、報道の自由が民主主義の最も脆弱かつ不可欠な柱の一つであることを改めて想起させる作品です。

また、この映画は現場ジャーナリズムそのもの、とりわけフォトジャーナリズムへの賛辞でもある。戦争の映像がエンドレススクロールの中で消費され、次の見出しの下に消え去るまでのほんの一瞬しか見られないこの時代においても、写真は依然として「証言」の行為であり続ける。写真には、私たちの視線を釘付けにし、一瞬を忘却から守り、情報の洪水の中に埋もれた人間の存在を蘇らせる力がある。これらの画像は、単に「見る」のではなく、「見つめる」ことを私たちに求めている。

この映画は、数十年にも及ぶ紛争を「説明しよう」とするのではなく、その紛争を生き抜く人々、そしてそれを記録するために命を懸ける人々を再び人間として描き出している。戦争の犠牲者に顔と名前を与えることで、これらのジャーナリストたちは荒廃の只中で人間性を守り抜いた。彼らの証言は、ガザの物語であるだけでなく、真実と記憶、そして最前線での報道が果たす不可欠な役割を力強く擁護するものである。

エレーヌ・ラム・トロン監督ポートレート
── エレーヌ・ラム・トロン
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瓦礫の中で本を抱える少女
©MAHMUD HAMS / AFP

登場人物

ガザに生まれ、ガザで記者となった4人。戦争が始まって以来200日近くにわたり、自らの生存をかけながら、フランス通信社(AFP)の一員としてこの戦争を記録し続けた。

マイ・ヤギ ポートレート
AFP通信 ジャーナリスト
マイ・ヤギ
MAI YAGHI

「ジャーナリストとして、私はその場に留まりたかった。自分の責務を自覚していた。その仕事をやり遂げなければならなかった。あの時点で立ち去るわけにはいかなかった。」

2008年、ガザのAFP通信にテキスト記者として入社。スウェーデン国籍を持っていたことから、AFP通信のガザ人記者の中で唯一、エルサレムとガザの支局間を自由に行き来できる恒久的な許可を得ていた。戦争中は保健省発表の犠牲者数のファクトチェックに取り組み、遺体安置所を訪れ、爆撃の犠牲者の家族と面会した。11歳の息子ジャドはガザを脱出できたが、マイは同行を許可されなかった。家族や親しい友人を50人近く失った後、3か月を経てようやくガザを脱出。ローンを終えたばかりの自宅は空爆で破壊された。現在は夫と2人の子どもとロンドンで暮らす。

モハメド・アベド ポートレート
AFP通信 フォトジャーナリスト
モハメド・アベド
MOHAMMED ABED

「自分の地域、自分の国、隣国、家族、そして同胞のすぐそばで戦争記者として活動することは、他の紛争を取材する時とは異なり、ここでは自分の子どもや家族の安否を心配せざるを得ない。」

55歳、ガザ支局のベテラン。国際的に高い評価を受け、2010年にワールド・プレス・アワードを受賞、2018年には取材中に重傷を負った。フォトジャーナリストとしてガザでの戦争のほか、チュニジア・エジプト・リビアでのアラブの春、スーダンでの戦争を取材してきたが、2023年10月7日以降のイスラエルの対応のような事態は経験したことがなかった。2023年11月、妻と末子を連れてラファ国境へ向かった際、二度と会えないだろうと思ったという。2024年5月にガザを離れた後はカイロに移り住み、AFP通信のガザ在住フリーランス記者たちのコーディネーターを務める。長男アナスは米国の公共ラジオ局NPRの記者として、今もガザに残っている。

マフムード・ハムス ポートレート
AFP通信 フォトジャーナリスト
マフムード・ハムス
MAHMUD HAMS

「紛争において、ジャーナリストの存在を好む交戦当事者はいない。なぜなら、ジャーナリストは彼らの犯罪を糾弾するからだ。ジャーナリストを標的にする者は、世界から真実を隠すために、意図的にそうしているのだ。」

2003年にAFP通信へ入社し、ガザ支局で最も著名な記者として数多くの国際賞を受賞。2024年には「ヴィザ・ドール」および戦争特派員部門「バイユー賞」の最優秀賞を受賞した。ガザ以外でも、アラブの春から2022年FIFAワールドカップまで数多くの出来事を取材。2024年2月、妻と4人の子どもとともにガザから避難し、現在はカタール・ドーハ支局からAFP通信の取材活動を継続。スポーツ競技(特にモーターレース)の取材と、亡命中のパレスチナ人コミュニティの報道を交互に行っている。チームの他のメンバーと同様、ガザを破壊した戦争で数十人の親族とすべての財産を失った。

アーデル・ザアヌーン ポートレート
AFP通信 ガザ支局長
アーデル・ザアヌーン
ADEL ZAANOUN

「ジャーナリストになろうと決心したとき、それが大変な仕事だということは分かっていた。しかし、ガザでジャーナリストとして働くということは、まさに地獄の真っ只中に身を置くということだ。」

1994年、19歳でAFP通信ガザ支局に加わって以来、同支局で最も長く在籍する記者であり、ここ数年は首席特派員を務める。妻オラもジャーナリストで、「国境なき記者団」のガザ特派員。2人の間には5人の子どもがいる。絶え間ない混乱と死、避難という状況の中で同僚やその家族を導きつつ、過酷な環境下で取材活動を組織し報道を続けてきた。2024年、家族とともにガザ地区からの脱出に成功。現在はキプロスのAFP通信支局を拠点に戦争報道の取材を続けながら、妻とともに、イスラエル軍によって殺害された同僚たちの死をめぐり「国境なき記者団」が国際刑事裁判所(ICC)に提出する申し立ての資料作成を支援している。

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コメント

あまりに強烈。あまりに凄惨。それでもジャーナリストたちは撮りつづけた。ガザで暮らす人々を。子供たちの笑顔を、大人たちの悲しみを、一人一人の人生を、僕らは見届けなければならない。

ダースレイダー(ラッパー)
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海外メディアの声

感動的

TIME誌(フランス版)

人間性への賛歌

ユマニテ紙

前代未聞

ル・モンド紙

痛切な記録

テレ・ロワジール誌

人間の存在を伝え、共感を広げる映画

Doc Edge映画祭 審査員

傑出した映画

テレラマ誌
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制作チーム

エレーヌ・ラム・トロン監督ポートレート Director
エレーヌ・ラム・トロン 監督
Hélène Lam Trong

エレーヌは20年にわたりジャーナリストとして活動し、ラジオ・フランスでキャリアをスタートさせた後、2015年からドキュメンタリー映画の監督および脚本を手がけるようになった。2023年には『THE GHOST CHILDREN OF ISIS』でアルベール・ロンドン賞を受賞した。

ヤン・オリヴィエ プロデューサーポートレート Producer
ヤン・オリヴィエ プロデューサー
Yann Ollivier

ジャーナリストであり、かつてAFPのベルリン、ブリュッセル、パリ、ストラスブール特派員を務めたヤン・オリヴィエは、2021年にドキュメンタリー制作ユニット「FACTSTORY DOCS」を設立した。「FACTSTORY FRANCE」およびその子会社「FACTSTORY BELGIQUE」は、フランス通信社(AFP)が100%出資しています。このドキュメンタリー部門の目的は、ジャーナリズムの誠実さと質の高いストーリーテリングを融合させることにあります。同通信社が世界151カ所に展開するネットワークにより、他のメディアがアクセスしにくい世界各地への特別なアクセスが可能となっています。

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スタッフ&クレジット

登場人物
マイ・ヤギ
モハメド・アベド
マフムード・ハムス
アーデル・ザアヌーン
STAFF
監督
エレーヌ・ラム・トロン
製作総指揮・プロデューサー
ヤン・オリヴィエ
編集
ニコラ・ビエ、セシル・カーン
オリジナル音楽
ティボー・コアード
制作統括
クレール・ミリエール
PRODUCTION ETC.
制作
FACTSTORY DOCS、ARTE France、RTBF(ドキュメンタリー部門)
協力
フランス通信社(AFP)、RTS
パートナーシップ
国境なき記者団(RSF)
題字揮毫
杉田 曠機
配給
ユナイテッドピープル
海外配給
ARTE DISTRIBUTION
原題:INSIDE GAZA72分フランス・ベルギー2025年ドキュメンタリー
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劇場情報

北海道・東北エリア
場所
劇場名
公開時期
関東・甲信越エリア
場所
劇場名
公開時期
栃木県
宇都宮ヒカリ座 TEL: 028-633-4445
2026年12月18日(金)~ 12月24日(木)
栃木県
小山シネマロブレ TEL: 050-3196-9000
2026年12月11日(金)~ 12月17日(木)
東京都
2026年11月28日(土)~
長野県
上田映劇 TEL: 0268-22-0269
近日公開
中部・北陸エリア
場所
劇場名
公開時期
愛知県
シネマスコーレ TEL: 052-452-6036
近日公開
近畿エリア
場所
劇場名
公開時期
京都府
アップリンク京都 TEL:075-600-7890
2026年12月4日(金)~
大阪府
第七藝術劇場 TEL: 06-6302-2073
近日公開
中国・四国エリア
場所
劇場名
公開時期
九州・沖縄エリア
場所
劇場名
公開時期
福岡県
KBCシネマ TEL: 092-751-4268
近日公開
※ 今後の公開劇場は決まり次第、随時更新いたします。
※ 劇場公開予定のない地域では上映会の開催が可能です。詳しくは、cinemoまで。
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病院で子どもたちを慰める女性
© Said Khatib / AFP