1月30日(土)シネマート新宿・シネマート心斎橋で劇場公開!全国順次ロードショー! ユナイテッドピープル配給作品

作品背景:全米で同性婚が合憲化されるまでの道のり

<1993年>
ハワイ州の裁判所が「同性カップルに結婚の権利を認めないのは平等原則に反する」という判決を下す。この事について全米で反発が起き、いくつかの州では結婚を男女間に限定する法律が制定された。

<1996年>
連邦議会で「婚姻は男女の関係に限定する」とした結婚防衛法が成立。

<2003年>
カリフォルニア州でドメスティック・パートナー法が成立。

<2004年>
マサチューセッツ州で同性婚が実施される。同時に敬虔なキリスト教信者を中心に反対運動も活発になる。

<2008年5月15日>
カリフォルニア州最高裁が「同性結婚を認めないのは州憲法違反」との判決を、4対3の多数決で下す。アーノルド・シュワルツェネッガー知事も「判決を尊重する」と表明。全米2番目の同性結婚合法州となった。

<2008年11月4日>
カリフォルニア州で同性結婚を禁止する「提案8号」(Proposition 8) について住民投票が行われ、可決された。同性同士の結婚は禁止され、結婚は男女に限られることとなった。

<2009年5月26日>
カリフォルニア州最高裁は「結婚は男女間に限る」とした2008年秋の「提案8号」住民投票について、「平等な人権を保障した州憲法に違反する」と無効にすることを求めた同性婚推進派の訴えを退け、住民投票を有効(同性婚は禁止)とする判決を下した。一方、この住民投票前に婚姻届を提出した同性カップル約1万8000組の婚姻はそのまま有効とし、法的な権利を剥奪することはないとした。

<2010年8月4日>
カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁は「提案8号」は違憲であり無効とする判決を下した。

<2013年6月26日>
米連邦最高裁は同性婚を禁じたカリフォルニア州の法律が違憲だとする連邦第9巡回区控訴裁判所の判決を支持する判断を下した。

<2013年6月28日>
サンフランシスコ連邦高裁は、住民投票に基づいてカリフォルニア州内での同性婚を禁止した州法の規定を無効とすることを決めた。これにより同性婚賛成派勝訴の判決が確定、即日同性婚の受付が再開された。

<2014年>
オハイオ州、ミシガン州、ケンタッキー州、テネシー州の4つの州を管轄する合衆国高等裁判所が、同性婚を認めない判断を示す。

<2015年6月26日>
合衆国最高裁判所は「法の下の平等」を根拠に、全米で同性婚を認める判決を下す。(9人の裁判官のうち5人が同性婚を支持、4人が反対)