人々の幸せそうな表情に、自然エネルギーを活用した循環型な暮らし。北朝鮮の予想外のリアル発見を発見するドキュメンタリー映画『ワンダーランド北朝鮮』(ユナイテッドピープル配給)が6月30日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー(公開スケジュール)となりますが、5月12日~14日の間、ドイツから日本に初来日した本作のチョ・ソンヒョン監督が東京都内で来日講演を行いました。
発言の一部をご紹介します。
「子供の頃、北朝鮮人は赤い顔で角が生えている鬼だと習いました。だから北朝鮮の映画を作ることなど考えていませんでした。テレビ局からの提案がきっかけで制作が決まり、初めて行くと老人が川で釣りをしていたり、女の子がローラースケートしていて私たちと同じ人間であることを知り衝撃を受けました。」
「韓国籍からドイツ籍になったいい点がありました。それは、ドイツのパスポートで、北にも、南にも行けるようになったことです。私はコリアンになれたのです。」
「私がドイツに渡ったのは1990年。この年ドイツ統一。ですから東ドイツに行くことができるよになりました。そこはどこか北朝鮮のような場所。朝鮮半島は分断されているので、非常に羨ましさを感じていました。でもドイツが統一されたので、朝鮮半島も可能ではないかと思いました。」
「隠し撮りをしないことを決めており、北朝鮮側とは、何かあれば粘り強く交渉しようと決めていました。 」
「検閲はもちろん逃れなれなかったのですが1ヶ所だけカットしました。それは縫製工場でアメリカ行きの輸出用、アメリカブランドの服が映る場所だけです。もしこれが知られてしまえば、仕事が途絶えてしまうため、支配人からの要望で、こちらも納得しカットしました。」
ぜひ、映画『ワンダーランド北朝鮮』の公開をお楽しみに!
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