6月30日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショーとなった映画『ワンダーランド北朝鮮』。7月7日(土)14:15-のイメージフォーラムでの上映後に初沢亜利さんトークが決定しました!
初沢亜利さんは、訪朝7回の写真家で『隣人、それから。38度線の北』を5月に発表されたばかり。初沢さんが見た素顔の北朝鮮とは?ぜひ、映画『ワンダーランド北朝鮮』と共にトークをお楽しみください。
映画『ワンダーランド北朝鮮』は、韓国出身のチョ・ソンヒョン監督が、北朝鮮の“普通”の暮らしとその人々についてのドキュメンタリーを制作するため、韓国籍を放棄し、ドイツのパスポートを用いて完成させた北朝鮮の予想外のリアル発見を発見するドキュメンタリーです。
人々の幸せそうな表情に、自然エネルギーを活用した循環型な暮らし。ぜひご覧ください。
●初沢亜利さんトークショー( 15分~20分程度)
7月7日(土)14:15-の上映後トーク
※7月7日(土)からの週の上映は1日3回、12:05/14:15/20:50を予定しています。詳しくは劇場HPにてご確認ください。
【シアター・イメージフォーラム】
場所:東京都渋谷区渋谷2-10-2 (アクセス)
日時:6月30日(土)~ 初週は11:00/13:15/20:50 2週目 7月7日(土)~は12:05/14:15(トーク有)/20:50予定
変更となる可能性があります。必ず最新情報を劇場HPでご確認ください。
料金:一般1,800円/学生・シニア1,200円/会員1,100円
【初沢亜利/プロフィール】
1973年、フランス・パリ生まれ。上智大学文学部社会学科卒業。第13期写真ワークショップ・コルプス修了後、イイノ広尾スタジオを経てフリーランスとして活動する。2013年東川賞新人作家賞受賞。2016年日本写真協会新人賞受賞。写真集に、2003年のイラク戦争前後を撮影した『Baghdad2003』、東日本大震災翌日から一年、気仙沼を中心に撮影した『TrueFeelings爪痕の真情』、2010年から2012年に北朝鮮の平壌と地方を写した『隣人。38度線の北』、2013年末から1年3カ月沖縄に移住し、基地問題に揺れる沖縄の現状を多角的に追った『沖縄のことを教えてください』がある。
【映画『ワンダーランド北朝鮮』とは?】
北朝鮮の“普通”の暮らしとその人々。これはプロパガンダか?それとも現実か?
世界から隔離された国、北朝鮮に良いイメージを持っている人は少数派だろう。北朝鮮のイメージは大概、独裁国家で、核開発を行う危ない国といったところだろう。しかし、それが本当に北朝鮮の姿なのだろうか?韓国出身のチョ・ソンヒョン監督は、この問いの答えを探しに北朝鮮で映画制作を行うため韓国籍を放棄し、ドイツのパスポートで北朝鮮に入国。そして、エンジニア、兵士、農家、画家、工場労働者など“普通の人々”への取材を敢行した。
北朝鮮で制作する全ての映画は検閲を逃れられない。しかし、自由に取材活動が出来ない制約下でも“同胞”として受け入れられたチョ監督は、最高指導者への特別な感情を抱く普段着の表情の人々と交流し、意外と普通だが、予想外の北朝鮮の素顔を発見していく。
公務員画家の男性は、美しい女性を描くことを楽しみ、表情は明るい。デザイナーという言葉を知らない縫製工場で働く少女の夢は、“今までにない独創的な服を作る”こと。こんな“普通”の人々が登場する。また、経済制裁下にある北朝鮮の人々の暮らしぶりは慎ましいが、どこか懐かしさを感じさせる。経済制裁を受け、自活せざるを得ない必要性から、自然エネルギーを活用する人々の暮らしが循環型であることは驚くべき事実である。あなたの知らないもう一つの北朝鮮の姿が明らかになる。
監督:チョ・ソンヒョン 配給:ユナイテッドピープル
2016年/109分/ドイツ・北朝鮮
6月30日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
上映映画館
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