監督:パスカル・プリッソン
脚本:パスカル・プリッソン
撮影:サイモン・ウォーテル
編集:エリカ・バロシェ
音響:ミシェル・アダミック
音楽:シルヴァン・ゴールドバーグ、マッテオ・ロカシウリ
制作:Eady East Prod
製作総指揮:マリー・トージア (Ladybirds Cinema)
プロデューサー:ルイーズ&エディ・ヴィンガタラミン
共同制作:Jour2Fete
インターナショナルセールス:The Party Film Sales
配給:ユナイテッドピープル
96分/フランス/2023年/ドキュメンタリー

“特別” な子どもたちの5つの真実の物語
障がいや、他の子どもと違った特徴を持ちながらも夢を抱き、挑戦し続けている5カ国、6人の子どもたち。フランスのモード(14歳)は出生時に片足を切断せざるを得ず、重度の聴覚障害も抱えているが、音楽やバレエに熱中している。ルワンダのザビエル(14歳)はアルビノで、毎日、好奇の眼差しや身の危険を感じながらも熱心に勉学に励み、医者になる夢を抱いている。ネパールのニルマラとケンド(13歳)は2015年の大地震で片足を失ったが、無二の親友としてお互いを支え合いながら、義足でダンス公演。ケニアのチャールズ(11歳)は、生まれつき視覚障害があるが、長距離ランナーになる夢を抱く。ブラジルのアントニオ(8歳)は、自閉症であり、注意欠如多動症(ADHD)と聴覚障害を抱えるが家族の深い愛情を受け様々なことに興味を持ちよりよい教育環境を求めている。
できないなんて事は、何もない。
本作は彼らの日常の様子や挑戦、家族や教師、仲間との関わりを丁寧に映し出していく。それぞれが直面する身体的・社会的な困難を前に、愛と勇気、ユーモア、そして時に涙を交えながら前進していく様子が、子どもたちの姿を決して哀れみや美談としてではなく、ありのままの個性と自身に限界を設けず、“夢を追う力”の強さを教えてくれる。そして子どもたちの可能性を広げるインクルーシブ教育や困難を乗り越え前を向く回復力(レジリエンス)の重要性、各国で暮らす6人の子どもたち自身とその家族らから語られる。家族や友人らと共にあきらめずに夢を追い続ける姿を描くドキュメンタリー。


