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5月 16

映画『バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~』

正義に反するなら声を上げる。たとえ、たったひとりでも──

9.11同時多発テロ後、無制限の大統領権限にただ一人反対票を投じた米国下院議員がいた。

映画『バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~』2025年6月1日(日)cinemoで上映可能に!

この度、ユナイテッドピープルは、9.11同時多発テロ後、無制限の大統領権限にただ一人反対票を投じたことで有名になった社会正義の実現のため信念を貫く米国下院議員バーバラ・リーを追った映画『バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~』を6月1日より配給開始することをお知らせ致します。

バーバラ・リー氏は人種差別、貧困、教育、ドラッグなど多岐に渡る政策課題を掲げ、さまざまな分断を乗り越え、社会正義を実現するために活動するアメリカ合衆国の連邦下院議員(当時)です。(2025年5月20日にオークランド市長に就任予定です。)

トランプ大統領が、DEI(=多様性、公平性、包摂性)と呼ばれる政策の廃止を採択する動きを見せていることとは対照的です。

本作は2020年に完成し、日本では「あいち国際女性映画祭2022」で日本プレミア上映されて以後、アメリカ史研究者グループが研究目的での上映会開催を実施しておりましたが、本作の価値を見出したユナイテッドピープルが6月1日より、正式な配給会社として本作の上映会開催を弊社が運営する映画上映プラットフォームcinemoにて上映会開催を呼びかけます。

ぜひご覧ください。

■映画概要

<無制限の大統領権限に反対票を投じた信念の人>

2001年アメリカ同時多発テロ後、報復のために大統領が議会の承認無しに戦争を始めることができるという武力行使容認決議に、ただ一人反対した
下院議員がいた。彼女の名はバーバラ・リー。報復感情一色に包まれていた当時のアメリカで、武力行使の抑制を求め、議会が大統領に白紙委任状を与える決議に断固として反対したのだった。裏切り者と非難され、殺害予告すらあったが、徐々にリーの勇気を支持する声が届き始める。作家のアリス・ウォーカーや俳優のダニー・グローヴァー、地元の支援者らが彼女を支えた。本作では「民主主義の根幹には異議を唱える権利がある」と、長年民主主義的な政治姿勢を貫く彼女の姿を追う。

<さまざまな分断を乗り越え、社会正義を実現するために>

ブラックパンサー党のボランティアからキャリアをはじめたリーは、連邦議会でまだ数少ないアフリカ系女性議員の一人である。「人種差別と社会正義の問題は、生まれた時から私に深く関わっている」と、人種差別、貧困、教育、ドラッグなど多岐に渡る政策課題を掲げ、人々の声に真摯に耳を傾ける一方、HIV・エイズの問題には党派を超えグローバルな対策を進言し、ブッシュ大統領(当時)にも協力を求めるなど、真の問題解決と社会正義の実現を目指している。また、黒人女性として初の大統領選にも出馬したシャーリー・チザムや、師と仰ぐロン・デルムズ下院議員の意志を継ぎ、後進の育成にも尽力している。

監督:アビー・ギンズバーグ
編集:ステファニー・メチュラ
制作:Ginzberg Productions
配給:ユナイテッドピープル
83分/アメリカ/2020年/ドキュメンタリー

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