海がプラスチックで溢れている―。わたしたちには何ができるのだろうか。
世界70カ国以上、1200回以上の上映。17カ国語に翻訳され、短縮版が国連本部でプレミア上映された話題作。
日本でも劇場公開後、各地の上映会で大反響の映画『プラスチックの海』。
昨今の海洋プラスチックゴミ、マイクロプラスチックに関わる深刻な問題を学校の授業などで多くの子どもたちにも届けたい、という思いで短縮版(22分)の日本語吹替をクラウドファンディング実施し、多くの皆様のご協力をいただき制作いたしました。
2022年1月より、学校の授業等で何度でも使用可能な教育機関用DVDの販売を開始いたします。
※このDVDには『プラスチックの海』100分版(日本語字幕)、22分版(日本語字幕)、22分版(吹替版)が収録されています。
映画『プラスチックの海』教育機関用DVD
2022年1月4日(火)発売! 現在予約受付中。
※ご購入、ご利用頂けるのは学校、図書館のみです。
そして、今回DVDの発売を記念し、ジャーナリストで「追いつめられる海」著者の井田徹治さん、日本で一番漂着ゴミが多いと言われる対馬で長年フィールドワークを行っている九州大学 准教授 清野聡子さん、自然写真家で海の環境NPO法人“Oceanic Wildlife Society”理事でもある高砂淳二さん、一般社団法人Social Innovation Japan代表理事、mymizu共同創設者のマクティア マリコさんをお招きし映画『プラスチックの海』短縮・吹替版(22分)の上映とシンポジウムを開催します。是非、ご参加ください。
※映画長編版は100分ですが今回は22分版(吹替)の上映です。
【イベント概要】
日時:2022年1月19日(水)19:00-20:45
場所:オンライン(Zoom)
お申し込みはこちら
プログラム:
挨拶
映画『プラスチックの海』短縮・吹替版 上映(22分)
トーク(45分)
Q&A (15分)
登壇者:井田徹治(ジャーナリスト)、清野聡子(九州大学 准教授)、高砂淳二(自然写真家)、マクティア マリコ(mymizu共同創設者)
司会:関根健次 (ユナイテッドピープル代表)
参加費:一般(早割)1,200円※先着30名 一般1,500円 学生1,000円
募集人数:100名
主催:ユナイテッドピープル株式会社
※ご注意事項・お願い
・日本国内からのみご参加可能です。
・チケットご購入後のキャンセルは不可です。
【『プラスチックの海』映画概要】
シロナガスクジラに魅せられ、幼い頃から追い続けていたクレイグ・リーソン。世界中の海でプランクトンより多く見つけたのはプラスチックゴミだった。美しい海に、毎年800万トンものプラスチックゴミが捨てられている事実を知り、海洋学者、環境活動家やジャーナリスト達と共に、自身が監督となり世界の海で何が起きているのかを調査し撮影することを決意する。調査の中で明らかになるのは、ほんの少しのプラスチックしかリサイクルされていないこと。
海鳥の体内から、234個のプラスチックの破片が発見されるなど、海に捨てられたプラスチックで海洋生物が犠牲になっていること。そして、プラスチックの毒素は人間にも害を及ぼすかもしれないこと。撮影クルーは世界中を訪れ、人類がこの数十年でプラスチック製品の使い捨てを続けてきた結果、危機的なレベルで海洋汚染が続いていることを明らかにしていく。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー。
監督:クレイグ・リーソン
配給:ユナイテッドピープル
100分・22分/イギリス・香港/2016年
https://unitedpeople.jp/plasticocean/
※映画『プラスチックの海』はcinemoを通じてどなたでも上映会開催ができます。
【登壇者プロフィール】
井田 徹次
共同通信社編集委員(環境・エネルギー・開発問題担当)。1959年生まれ。 1983年東京大学文学部卒業、共同通信社に入社。2001年から2004年、ワシントン支局特派員(科学担当)。環境と開発の問題を長く取材、気候変動に関する政府間パネル総会、ワシントン条約締約国会議、環境・開発サミット(ヨハネスブルク)、国際捕鯨委員会総会など多くの国際会議も取材している。著書に『ウナギ 地球環境を語る魚』(岩波新書)、『生物多様性とは何か』(岩波新書)、『追いつめられる海』(岩波科学ライブラリー)など
清野 聡子
九州大学大学院工学研究院 環境社会部門 准教授 海岸・沿岸・流域環境保全学、生態工学。 海ごみ問題には2003年から漂着分布調査と地域ベースの管理に取り組む。 海岸や漁場の開発と保全の調整・合意形成、海洋保護区など社会システムの研究と実践に取り組んでいる。 希少生物生息地の保全や再生、地域住民や市民の沿岸管理への参加、水関係の環境計画や法制度、 地域の知恵や科学を活かした保護区、持続可能な水産業を研究。 東京大学農学部水産学科卒業、東京大学大学院農学系研究科水産学専攻修士課程修了。博士(工学)。 東京大学大学院総合文化研究科助手、助教を経て2010年より現職。 土木学会企画委員会副幹事長、日本水産学会水産環境保全委員会委員、日本カブトガニを守る会会長等。
高砂 淳二
写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。著書は、「光と虹と神話」(山と渓谷社)、「PLANET of WATER」(National Geographic)、「night rainbow ~祝福の虹」「ASTRA」「虹の星」「夜の虹の向こうへ」「Children of the Rainbow」「LIGHT on LIFE」「free」「BLUE」「life」(以上小学館)、「Dear Earth」「そら色の夢」「南の夢の海へ」(以上パイインターナショナル)、「クジラの見る夢 ~ジャックマイヨールとの海の日々~」(共著・七賢出版)ほか多数。ザルツブルグ博物館、Nikon THE GALLERY、東京ミッドタウンフジフイルムスクエア、渋谷パルコ、阪急百貨店、大丸百貨店、コニカミノルタプラザなど写真展多数開催。2008年には、外務省主催・太平洋島サミット記念写真展「Pacific Islands」を担当。自然のこと、自然と人間の関係、人間の役割などを、トークショーや、テレビ、ラジオ、雑誌などを通して幅広く伝え続けている。みやぎ絆大使。海の環境NPO法人“Oceanic Wildlife Society”理事。
高砂淳二 オフィシャルウェブサイト
http://junjitakasago.com/
マクティア マリコ
一般社団法人Social Innovation Japan代表理事・共同創設者、 mymizu共同創設者。
ロンドン大学卒業後、中日新聞社ロンドン支局に務め、2014年に駐日英国大使館の国際通商部に勤務。日本と英国間のイノベーションを促進すると共に、2017年よりフリーランスとして社会的企業でプロボノやコンサルティングの仕事を受け始める。日本において世の中の深刻な課題に取り組む人やビジネスを増やすため、同年一般社団法人Social Innovation Japan を立ち上げ、現在その運営やサスティナビリティ関連プロジェクトを総括する。その一環として、ペットボトルの削減をミッションにした、日本初無料給水アプリ「mymizu」を立ち上げ、サーキュラーエコノミーを促進する「Circular Economy Club」の東京担当も担う。Forbes JAPAN2020年10月号に、「セルフメイドウーマン」として取り上げられる。世界経済フォーラム 「Global Future Council on Japan」カウンシルメンバー。
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