食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~ 公式HP ENGLISH | 日本語

スローフードに関係する映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』アンバサダーにご就任いただいた魅力的な皆様をご紹介いたします!

三村拓洋・ひかり(Homemakers)

職業:農家(カフェ・民宿運営も)
活動拠点:瀬戸内海、小豆島

瀬戸内海の小豆島は海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島です。島の真ん中あたりにある「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らし、HOMEMAKERSというはオーガニック農園を営み、現在11年目です。集落の中に点在するいくつかの小さな畑で、年間100種類以上の野菜を育てています。築130年になる古い農村民家を改修し、毎週土曜日はカフェを開いています。

自分たちが暮らす場所、働く場所をつくりあげていくことは、私たちにとって何よりも楽しい時間。自分たちが毎日過ごす拠点=HOMEを快適で楽しい場にする、そしてそこにいろんな人たちを招き、食卓を囲み、いい時間を共に過ごす、それこそが私たちの大切にしたいことです。

メッセージ:
小豆島に来る前、30代前半だった私たちは核家族、共働きで、子どもを毎日保育園に預けて通勤していました。お金に困ることもなく、お店や遊ぶ場所もすぐ近くにある快適な生活でした。でも、せわしない毎日、消費する毎日になんとなく違和感を感じ、豊かに生きるってなんだろうとしばしば考えたり。そんな中で、2011年の東日本大震災や家族の体調不良などをきっかけに、よし、生き方を変えよう!と決心しました。

働いてお金を稼いで消費する、仕事と暮らしが別々、そういう生き方じゃなくて、欲しいもの、必要なものはなるべく自分たちの手でつくる、働くことと暮らすことが近い生き方をしよう。かつてアメリカで主婦のことを“HOMEMAKER”と呼んだ時代がありました。家でいろいろつくるのが仕事という意味です。食べ物、洋服、家具、家など身の回りのモノをいろいろつくる。暮らしに必要なものを自分たちの手でつくる生活が送れたら、きっと人生は豊かになるだろう。そんな気持ちを胸に、夫婦でHOMEMAKERS(ホームメイカーズ)を立ち上げました。

小豆島では夏の雨が年々減り、自然を相手にする仕事は決して楽ではないけれど、アリスに出会い、彼女の本も読み、「美しさ、愉しさは手放さない」と勇気をもらいました。映画を観た多くの方に、小豆島にも遊びに来ていただけたらと思っています。

※自主上映会の登壇依頼は農閑期の1-3月であれば是非。野菜BOXのご依頼は10月以降よりお受けします。

HOMEMAKERS

村上秀貴(キッチンわたりがらす)

職業:料理人(オーガニックレストラン、グルテンフリーパン屋)
活動拠点:恵比寿

キッチンわたりがらすは、夫婦で切り盛りする小さなレストランです。
ホッとひと息つける場所を目指しています。

シェフ村上秀貴は、20代に雑誌「雷神」を編集長として発行していました。雑誌のテーマはフューチャーネイティブ。料理と旅が趣味で、世界50カ国を旅した影響を自由に料理に落とし込んでいます。

奥さんのみひろは、食べる事と旅行が趣味。ワインエキスパートの資格を取得して、ナチュラルワインをご飯に合わせて提供しています。
海外で働いていた経験から英語での接客も得意です。

メッセージ:
20〜30年前くらいにアリスさんの本やドキュメンタリーを読んだり見たりして、その素晴らしい活動に尊敬と憧れがありました。

キッチンわたりがらす


天野 浩(森と種とお茶)

職業:農家
活動拠点:熊本県水俣市

山菜のようなお茶をつくる事に取り組んでいます。森を中心にした自然循環に学び、施肥をしないお茶をつくっています。また「森のお茶会」も各地で開催しています。

メッセージ:
私は公害病が起きたまち、水俣で20歳から農にたずさわってきました。食は命をつないでいる事を気付かされながら今も取り組んでいます。アリスウォータースさんの想いと活動を映画を通し深く知る事ができました。映画を観ながら、これまで自身が取り組んで来たこと、各地で地道に取り組む仲間たちの事、様々な事が鮮明に蘇ってきました。そして、これから先やるべきことがハッキリが見えてきました。アリスは言っています。「食べかたを変えれば、人の価値観、そして社会が変わります。」と。まずは大切な人とそして、手を取り合いたい人たちと、そして、まだ出会えていないたくさんの人たちとこの映画をきっかけに「おいしい革命」が美しい波紋として広がる事を願います。

森と種とお茶