「違い」は、集団において財産である――。
2020年までには、日本にもそんな文化をつくっていきたい。
– 作家 乙武洋匡
子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。
– 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)
言葉を獲得することは、世界と出会うことだと
この映画が改めて教えてくれました。
人は、伝えずにはいられない存在であり、
多様であらざるをえないということを、
みずみずしい10代の感性が生々しく伝えてくれる、貴重な映画です。
– 特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ 代表理事 川辺洋平
喧嘩をしたり、涙をこぼしたり、慰めあったり、笑い転げたり、
共に真剣に本音で向き合って時間を共有することで、やがて人々は一つになれる。
幸せとはお金でも、権力でも、名声でもない。
そんな家族のような人達に囲まれている事なのではないか。
誰も一人では生きていけない。
人生にとって何が大切なのかの答えがここにある。
– 国際教育家 坪谷ニュウエル郁子
「多様性」なんて大人が教えなくたって、
友達との毎日からしっかりと学び取る。
ああ、子どもってすごい。
みんな、なんて真剣に「今」を生きることができるんだろう。
「生きる力」とは何かを考えているすべての教育者と親に観てほしい。
わが家でも、子どもたちが中学生になったら、また一緒に観ます。
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– ピースボート子どもの家 代表 小野寺愛
近隣諸国への憎しみを露わにする人々がいて
ヘイトスピーチが横行するわたしたちの社会。
その悪意が外国人の子どもたちへまで向けられることもしばしばだ。
そんなことがあってはならないと、この映画を観て改めて深く思いを致す。
だって、こんなにいろんな国から来た、
こんなにいろんな個性の子どもたちが安心して学び、
生きていくことができてこそ、
外国人ではないわたしたちにとっても
気持のいい社会なのだということをしみじみ感じさせるのだ。
– 元文部科学省審議官/カタリバ大学学長/映画評論家 寺脇研
多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが一つの教室で
互いに励まし合いながら成長していく姿がとても印象的でした。
改めて子どもたちが持つ可能性の大きさを認識させられた気がします。
一方で、子どもたちを取り囲む環境によって
いかようにでも彼らの可能性が制限されるという事実も忘れてはいけないですね。
また、先生向けのサービスを提供している視点から捉えますと
どこの国においてもやはり生徒に寄り添う先生という仕事の尊いなあと思いました。
– 株式会社LOUPE(SENSEI NOTE/SENSEI PORTAL運営)代表取締役 浅谷治希
生徒達の違いを表して多様性の大切さを表してるけど、
それ以上に先生が素晴らしい。
リーダーとしての導きと、愛に溢れています。
そして違うこと、異なることを理解しながら、
共同作業をすることで輪を作り、和を創っています。
この映画には競争ではなく、共創がありました。
-株式会社Accelaire代表取締役/KEISUKE MATSUSHIMA 総料理長 松嶋啓介
「違う」ということをハンディにしたり、排除したりしない、まぜこぜのクラス。
ぶつかりあって自分と向き合って、考えて表現して笑い合い、抱き合って泣く。
学ぶチカラは、人生の新たな扉を開けるチカラになるんだなぁー。
そして、羨ましいと思っている自分に気づいた。
– 女優/一般社団法人Get in touch 理事長 東ちづる
大人はもちろん、こどもにこそ観てほしい映画。
地球の上で今を生きる様々なこどもたちの、 悩み、葛藤、喜怒哀楽。
内側に抱いたものの ”多様性” と ”共通点” に触れてほしい。
– フリーランス保育士 小竹めぐみ
実は、日本もバベルの学校とはまた違ったかたちで
多様性を学ぶチャンスがたくさんありますよね。
多くの大人、親、教師、子どもたちがこの映画をみて、
日々の中で多様なものの見方、考えを尊重し合い
学び合っていく姿勢をもつきっかけにしてくれたらなあと思います。
– 株式会社キッズインスパイアー 代表取締役/教育コンサルタント/米国教育管理学修士 西條美穂
われらが明蓬館高校の生徒たちを思い浮かべました。
映画の中の生徒の中には、
やっとの思いで学校へ、教室へやってきている子がいます。
卒業後、家族の人生まで引き受けて、
過酷な人生が待ち受けている生徒がいます。
ひょっとすると、学問に専念できる高校生である《今このとき》が、
人生の中でもっとも幸せな時間かもしれない、生徒が、
いるかもしれない、と思い、役に立たないハンカチを握りしめていました。
作り物ではない本物の生徒たちを描く学校は、
生徒たちのつかの間の幸福なときを描いています。
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-明蓬館高等学校 校長 日野公三
多様性を語ることは、やさしい。
多様性を生きることは、むずかしい。
でも私たちはそのように世界を進めてきた。
むずかしさを引き受けて生き、たのしさ・ゆたかさに転化していきたい。
この子どもたちが私たちの先生である。
– 社会活動家・法政大学教授 湯浅誠
ささいなことでケンカしたり、
旅行に行ってみんなで大はしゃぎしたり、
友達との別れに涙したりする彼ら・彼女らは、
みんなただの一人の中学生であって、
そこには「国籍」も「多様性」もありませんでした。
この中学生たちは、違いを「乗り越え」てなんていない。
私たちが、自分とは違う他人と一緒に
毎日ただふつうに生きているのと同じように、
同じクラスで自分とは違うクラスメイトたちと
ただ「共に生きている」だけだ。そう思いました。
– 立教大学兼任講師/開智中学・高等学校「哲学対話」担当講師 土屋陽介
多様性は面倒くさい。
とはいえ、自国の文化を紹介するときの前置きのわずらわしさ、
異なる視点や思考を気遣う面倒くささ、
そもそも使い慣れた自国語が通じないまどろっこしさ、
そうした多文化、多言語、多様性の前に立ちはだかる壁は、
どうやら乗り越えた先に大きなご褒美がある。
それは愛の世界であり、友情の世界であり、深く魂同士が結びつく世界だ。
その壁は面倒でしかたないが、まだ観ぬ世界にわくわくを感じてもいる。
「バベルの学校」は、そんな世界のゲートウェイ。
多くの人に、「みんなでひとつ」の世界を体感してもらいたい。
– 株式会社スプリー代表/コラムニスト 安藤美冬
「違い」は、
仲違いのきっかけではない。
このクラスの子たちが
わたしたちに
どうやって平和をつくるか
見せてくれます。
平和な世界をつくっていくために
ぜひ観たい映画。
– マーマーマガジン編集長、文筆家 服部みれい
彼らは壮絶な人生を歩んでいる。
少なくとも普通に日本で生きてきただけの私にはそう感じられる。
将来、彼らが社会に出てきた時、
本当に芯のある強い人間になっているであろう。
日本にも障がいを持たれている方、外国籍の方、
セクシャルマイノリティーの方、在日の方など
多くのマイノリティーの方がいながらも、
その存在を意識して生活している人は少ないように思われる。
本当に大切なものは何なのか、そのヒントがこの映画にはあると思う。
– シュアールグループ代表 大木洵人
この映画は多様性だけを描いたものではない。
過去や国籍を越えて人は付き合える、孤独感や疎外感と向き合える、
その可能性を子どもたちから垣間見ることができる物語だと僕は思う。
僕は日本の中高生たちにこの映画を見てほしいと思う。
僕は特に関わっている通信制や定時制の高校生たちに
特にこの映画を見てほしいと強く思った。
不登校や高校中退を経験している彼らならば
「バベルの学校」で描かれている過去や
それぞれの疎外感、孤独感を感じ取り、
自分に置き換えることができるのではないかと思ったからだ。
– NPO法人D×P共同代表 今井紀明
教室では机が先生を向いて並ばず、
それぞれ色んな方向を向いている。
人は、ルーツ・違い・弱さを受け入れ受け入れられたとき、
安らぎと感動を得る。
受容性こそ勇気なのかな!
– 「たまにはTSUKIでも眺めましょ」オーナー/
「減速して生きる―ダウンシフターズ」著者 高坂勝
傷ついた子どもたちが集い、
ぶつかり、混じり、学び、互いの傷を癒しながら、
同時に大人たちを気づきを、
世界に希望をつくり出すーーそれがバベルの学校。
ぼくたちもそんな学びと学び直しの場をつくっていこう、
あちこちに、いたるところに。
– 「ゆっくり小学校」校長 辻信一
子どもたちは真正面から違いにぶつかり、はしゃいだり、泣いたりする。
彼ら・彼女らからあふれるエネルギーの力強さ。
あぁ子どもって本来こんな力強いエネルギーを
持っているのだとあらためて感じた。
人と違っても、違いに悩んでも自分がだせる。
この適応クラスはそんな場所だ。
それはブリジット・セルヴォニ先生が
子どもたちを導き寄り添い向き合って作り上げたクラスだからなのだろう。
– 多文化共生センター東京 理事・事務局長 柴山智帆