Q. この映画はどのようにして生まれたのですか?
『世界の果ての通学路』の小さな主人公の一人であるサミュエルに、インドで出会ったとき、私は障がい児のためのプロジェクトを立ち上げたいと思いました。両足に麻痺のあるサミュエルに、自分たちと同じように教育を受けさせようとする2人の兄弟の姿に、私は深く心を動かされたのです。貧しい家庭に生まれた彼らは、車椅子を自作し、それを押して4キロの道のりを通学していました。彼らの家では、すべてが愛によって導かれていたのです。
私は、障がいを持つ子どもたちが困難を克服し、自分の人生を築いていくエネルギーを映像で捉えたいと思いました。障がいは複雑なテーマであり、その語り方は千差万別です。では、何を語るべきか、何を見せるべきか。涙を誘うような作品ではなく、人々に希望を与える作品にしたいと思いました。
『世界の果ての通学路』の撮影中、ハンディキャップ・インターナショナルのザビエル・デュ・クレスト会長にお会いする機会がありました。私たちは、この映画がどのような作品になり得るかについて長く考え続け、私は構想(バイブル)を書き始め、登場人物を探し始めました。
Q. どうやって子どもたちを見つけたのですか?
ハンディキャップ・インターナショナルのウェブサイトには、印象的な子どもたちの肖像が数多く掲載されています。私は同団体のメンバー2人の協力を得て、これらの肖像をもとにスケッチを描きました。全部で30人分のストーリーができあがりました。
子どもたちの多くは義肢を装着していたため、全員が同じタイプの障がいを持たないようにすることが重要でした。調査を続ける必要があり、時間もかかりました。また、目に見えない障がいを持つ子どもたちも登場させたいと強く思っていました。
Q. アントニオ――自閉症の小さなブラジル人少年のケースは?
私たちは、彼の家族の驚くべき物語を偶然知ったことで、彼と出会いました。父親は23歳のときから車椅子で生活しています。彼はパーティーで妻と出会い、二人は一目で恋に落ちました。その後、二人は車椅子ダンスを始め、ヨーロッパや南米の競技会に参加するようになりました。しかし、障害のために子どもを授かることができず、夫婦は養子縁組を決意しました。
彼らの状況が複雑だったこともあり、誰にも引き取られなかった生後4カ月の黒人の早産児を迎え入れ、当然のように家族として受け入れました。数カ月後、その小さなアントニオが重度の自閉症であり、注意欠如・多動症や聴覚障がいも抱えていることが分かりました。それ以来、カブラルとアネテは、現在8歳になったこの少年に人生を捧げています。彼らは彼のことを「サプライズボックス」と呼んでいます。






