warmerwarmer 代表 髙橋一也さんから映画『シード ~生命の糧~』レビューが届きました。 6/30(日) イメージフォーラム 13:00-上映後トーク決定!
種の大切さ、食の伝統、地域の繋がり、などについて、
日本だけでなく、世界各国も同じ状況だと、
あらためて認識いたしました。
モンサントと私たちの現状を
この映画で感じるときに、
世界各国で活動をしている人々の
思想や宗教観が気になってきました。
各国、それぞれに、
現在の経済至上主義、企業優先の社会に対し、
未来にむけて、もうひとつの道を歩む必要がある、
というメッセージにも感じます。
それぞれの国の風土や環境において
宗教観が違います。
日本は気配を感じる、季節に寄り添い、間をとる、
ような、言葉にしづらい感覚をもとに
種を繋いできたのだと思います。
その、それぞれの感覚を
これまで以上に認めながら
肩を並べ、相互了解、共存共栄
の世界に入っていく。
そんな時代を迎える昨今に必要な映画のひとつだと感じました。
この映画をみたあとは、誰かに話をしたくなります。
どう感じたんだろう?
日本でも種をコントロールしようと
動き始めていることは事実です。
そのことが、良いか、悪いか、その論争と一緒に
今を歩いている私たちにしかできないことがあるはずです。
目に見えないところも多々あり、
一歩、を歩み進めている実感というのは
なかなか感じにくいのですが(日本では特に)
この映画を観ること、感じること、
シェアすることで、それを感じることができます。
そんな存在になっていくでしょうし、
私たち次第で、そういう時間をつくるべきだとも。
「種と向きあう時が来た」
このメッセージが全てだと思います。
ぜひ、多くの方に見て頂きたいと思います。
warmerwarmer 代表 髙橋一也
1970年生まれ。中国上海の華東師範大学に留学。その後(株)キハチアンドエス青山本店に調理師として勤務するなか「有機野菜」と出逢う。1998年に自然食品小売業(株)ナチュラルハウスに入社。世界のオーガニック事情を捉えながら、同社の事業を無添加食品事業からオーガニック食品への切りかえに推進、店舗統括、販売企画、商品部青果バイヤー等の業務から取締役へ就任。売上高50億円の会社経営に携わる。2011年3月の東日本大震災をきっかけに、同社取締役を辞任。warmerwarmerとして独立。日本全国の有機農業生産者、有機農業関連団体と連携しながら、固定種・在来種野菜の普及事業、有機農産物のプロモーションのプロデュース、有機JAS認定検査員など、オーガニック市場を構築するために邁進中。講演会への登壇、独自コンテンツ企画など。著書に『古来種野菜を食べてください。』(晶文社) 『八百屋とかんがえるオーガニック』(アノニマ・スタジオ)がある。
http://warmerwarmer.net/
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