海外のユニークな取り組み

世界の各地で、フードロスを減らすためのユニークな取り組みが展開されています!その一部をご紹介!!
(提供:TABI LABO

1.仏スーパー「食料品廃棄」を禁ずる法律がスタート

2016年2月5日、フランスは世界で初めてスーパーマーケットに対し、売れ残り食品の廃棄を法的に禁じる国となった。この法律によって、廃棄予定の食品のうち品質に問題のないものは「フードバンク」を通じて必要としている人たちに配られる。また、食用に適さなくなったものも家畜の餌や堆肥としての転用が義務付けられる。

この法律は、イラン人移民の子供として生まれ育ったある議員の呼びかけによって、オンライン署名運動でフランス国内だけでも21万件以上の署名が集まったことが大きな後押しとなった。

さらに詳しくはこちら
http://tabi-labo.com/243018/food-waste

2.世界初のゴミビール 材料は、腐った洋梨に売れ残りのクロワッサン!?

イギリスのクラフトビールメーカー「Northern Monk Brewery」が衝撃的なビールを開発した。売り物にならなくなった腐りかけの洋梨に、売れ残ったクロワッサンやブリオッシュ、そこにホップ、麦芽、イースト菌を加えた、廃棄食品を使った世界で初めての洋梨のエールだ。

ゴミからつくるビールは、同時にゴミを出さないビールでもある。醸造過程で使われたホップや麦芽カスは、ただの一つも廃棄せず地元農家へと寄付され、堆肥として再利用されるルートが確立されている。

キーワードは「ゼロ・ウェイスト」。時代が求めているのは、持続可能なビール生産かもしれない。

さらに詳しくはこちら
http://tabi-labo.com/269104/wastedbeer

3.廃棄する「パイナップルの葉」で、「土に還る」バッグや靴ができる!

パイナップル収穫の副産物とも言える「葉」の部分。本来は捨てるべきものだが、スペインの会社が汎用性、通気性、軽さ、柔軟性も高い繊維を開発したことで、最後は堆肥として土にも還りうるバックや靴が生まれた。また、パイナップルの葉の仕入れ元であるフィリピンのパイナップル農家にとっては、第二の収入源にもなっている。

さらに詳しくはこちら
http://tabi-labo.com/251850/painapplebagpinatex

4.「ゴミ」を食材とするコペンハーゲンの未来すぎるレストラン

デンマークの首都コペンハーゲンにヨーロッパ初「ゴミ」を食材とするレストランが誕生。形が悪くて売れない農作物や、スーパーなどで賞味期限切れになった商品などの寄付が原材料になっている。メニューのなかの「ゴミ」の割合は平均40%。2013年秋にオープンし、最初の1年半で3.5トンもの「ゴミ」を生き返らせたとのこと。また、運営しているスタッフも全員ボランティア。「ゴミを出さないことは、消費しないこととは違う。消費しながらもゴミを減らせるサステナブルな道がある、と私たちは信じている」と働いているスタッフの一人は語る。

さらに詳しくはこちら
http://epmk.net/rubandstub/

5.24時間、いつでも利用可能 困った人のための冷蔵庫

インド南部の街コーチにあるレストラン「the Pappadavada」のオーナーMinuさんは、自分のお店の前に24時間、誰でも自由に開けて料理を持ち出せる「冷蔵庫」を設置。当初はお店で余ってしまったまだ食べられる料理を入れていたが、近隣の飲食店からも提供があったり、地域の人々が差し入れをすることも。これによって、これまでゴミ箱から食べ物をあさっていたホームレスの人などが食事を美味しいままに食べられるようになっている。

さらに詳しくはこちら
http://tabi-labo.com/256443/nanma-maram