ガザ在住パレスチナ人の映像作家でジャーナリストのビサン・オウダ監督によるガザの漁師たちを追ったドキュメンタリー『FREE FISH ― ガザの漁師たち』(配給:ユナイテッドピープル)が2026年11月5日第21回難民映画祭2026オープニングフィルムとして上映が決定しました!ぜひご覧ください。なお、本作の劇場公開は2027年初春を予定しています。
第21回難民映画祭2026劇場開催
日時:2026年11月5日(木)18:30 – 20:30 オープニング上映イベント
会場:TOHOシネマズ 日比谷・スクリーン12 (住所:東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル B1)
上映作品 「FREE FISH ― ガザの漁師たち」「アライズ・イン・エグザイル / 故郷を追われた盟友たち」
上映後に、今年の第79回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した俳優・モデル・映画監督の岡本多緒さんと、世界で活躍されている俳優の米本学仁さんによるトークイベントを開催
『FREE FISH』は、生存と抵抗の物語である――
ガザでは漁をすることが、記憶であり、抵抗そのものとなる。

『FREE FISH』は、近年で最も多くの犠牲者が出た年の一つに、ガザで全編撮影されたドキュメンタリーである。本作は、包囲下で漁をしながら生き延びようとする二人の兄弟、モハンマドとアフマド・カッルーブを追う。二人の娘とともにハンユニスへ避難したモハンマドは、南部で漁を続ける。一方、アル・シャティ難民キャンプ近くの北部に取り残されたアフマドは、自らの漁具を持たないまま、軍事化された海域で命を危険にさらしている。
ガザでは、海さえも占領されている。かつては自由への地平であり、世界とのつながりをもたらす場所だった海は、監視と暴力の場へと変えられた。漁船は攻撃の対象となり、飢餓は戦争の武器として用いられている。家族は、生き延びることさえ困難な状況へと追い込まれている。それでも兄弟は抗う。引き裂かれた土地を越えて、尊厳とつながりを守るため、彼らは海に網を投げ、そして記憶を投げ入れる。本作は、モハンマドの若い甥ラミの姿も追う。ジェノサイドによって双子の兄弟を失ったラミは、今、一人で漁をしながら、生き延び、記憶をつないでいる。『FREE FISH』は、単なる生存の物語ではない。喪失と継承、そして消されることを拒む人々の静かな抵抗の物語である。

監督・脚本:ビサン・オウダ
プロダクション・ディレクター:カロリーナ・ペレイラ
プロデューサー:ビサン・オウダ、カロリーナ・ペレイラ、ダーマン・エヤド 他
撮影監督:アフマド・アル=ダナフ、ダフマン・イヤード、サイード・アル=ナッジャール
編集:ジョアン・モンジェ
音楽: ユセフ・ケヒア
登場人物:アフマド・カッルーブ、モハンマド・カッルーブ、ラミ・カッルーブ
製作:Tellers Productions、Don’t Skip Humanity
配給:ユナイテッドピープル
2025年/ポルトガル/22分/ドキュメンタリー
ビサン・オウダ監督プロイフィール

ビサン・オウダ(Bisan Owda)は、パレスチナ人の映像作家であり、Tellers Productionsの共同創設者、そしてガザ出身のジャーナリストである。イスラエルによるガザへの軍事攻撃を伝える報道によって、世界的に知られるようになった。彼女が現地から発信した生々しい報道は、世界中で数百万人の人々を動かした。その活動は、The Guardian、Al Jazeera、Democracy Now!をはじめとする各種メディアで取り上げられている。2024年には、権威あるピーボディ賞、および平和報道者賞(Peace Reporters Prize)を受賞した。また、パレスチナ人主導のメディア・コレクティブであるTellersの創設者でもある。『Free Fish』は、彼女にとって、ドキュメンタリー映画監督としての長編デビュー作となる。
https://www.instagram.com/wizard_bisan1/

