タリバンが政権を掌握してから混乱の続くアフガニスタン。
2015年、タリバンに殺害予告を受けた監督一家が、アフガニスタンを脱出し、
家族4人でヨーロッパまでの5600kmの道のりを、自ら3台のスマホで撮影した
映画『ミッドナイト・トラベラー』が9月11日(土)にシアター・イメージ
フォーラム他にて全国順次ロードショー。本作ハッサン・ファジリ監督から
日本向けメッセージが到着したのでご紹介します。
「私たちも母国を出たいわけでも、捨てたいわけでもない。私たち、難民は
いつも厄介者のような目でみられてしまう。しかし、私たちも人間です。
悲しみも、喜びも、希望もある。
私たちは食事のため、水のために、難民になっているわけではない。
望んで今の状態にあるわけではなく、私たちは仕方がなく、
難民になってしまいました。
本来は私たちも、皆さんと同じような普通の人間なんです。
難民もひとりの人間。私たちの痛みも苦しみも理解をしてほしい。」
映画『ミッドナイト・トラベラー』
ハッサン・ファジリ監督
9月11日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
監督:ハッサン・ファジリ
プロデューサー:エムリー・マフダヴィアン、スー・キム
配給:ユナイテッドピープル
87分/アメリカ・カタール・カナダ・イギリス/2019年/ドキュメンタリー
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