エミー賞2023 ニュース・ドキュメンタリー部門ノミネート作で、気候変動の最前線でフィリピン“最後の秘境”を決死で守る環境活動家たちを追うドキュメンタリー『デリカド』が2025年5月下旬月よりシアター・イメージフォーラム他で全国順次ロードショーとなることを発表します。
舞台は“最後の秘境”と名高いアジア屈指のリゾート、フィリピンのパラワン島で、この島では違法伐採や違法漁業が横行しています。この島の雄大な生態系を守るために立ち上がった地元の環境警備隊は、命懸けで環境破壊に立ち向かっている様子を追うドキュメンタリーです。
本作のカール・マルクーナス監督は、もともとAFP通信のジャーナリストでパラワン島のエコツーリズムを調査していました。実際にパラワン島に行く直前に、連絡を取っていた環境活動家が射殺されたことから、「一見のどかな島が、島を守るべき権力者たちによって破壊されつつあること、そしてその破壊を食い止めようと命がけで活動している小さなグループがいる」ことを知り、取材を重ねて行った結果、自身初の長編ドキュメンタリー制作に至りました。
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