“最後の秘境”、フィリピンのパラワン島の生態系を守るために命懸けで活動するパラワンNGOネットワーク(PNNI)の代表で、映画の主人公として登場するロバート・”ボビー”・チャン弁護士をマニラでインタビューしました。なぜ、命を懸けでまで活動を続けるのか?その想いに迫りました。
(聞き手:関根健次(ユナイテッドピープル代表))
Q. なぜ違法伐採者を追跡し、チェーンソーを没収するような活動を始めたのですか?
弁護士になるには、ロースクール在学中にインターンシップに参加しなければなりませんでした。弁護士事務所、裁判所、NGOの中から選ぶことができたのですが、私はNGOを選びました。アテネオ・ロースクールに設置された、アテネオ・ヒューマンライツ・センターがそのNGOでしたが、この団体が私をパラワン島に派遣したのです。
パラワン島に行けてラッキーだと喜びました。観光地として有名な場所に無料で行けるのですから。しかし、私が連れて行かれた場所は、ビーチやトレッキングルートなど観光客が行く場所ではなく、先住民が暮らす場所でした。そして、そこでは人々が先住民の許可なく木を伐採している問題を知ることになりました。
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