女優のサヘル・ローズさんから、映画『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』のレビューが届きました!
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革命を起こそう、国を変えようと、立ち上がった少年が、周りの環境によって、武器を手にするようになる。怖いのは、一度人を撃ったら、二度目はためらわなくなっていること。次第に目の輝きも表情も失われていきます。彼は今どうしているのでしょう。そしてシリアは今どうなっているのでしょう。
私の母国イランでは、戦争から年月が経った今でも、傷は癒えていません。すべてを失ってしまったら、そう簡単に元には戻れない。漢字で表せばたった2文字の「戦争」ですが、それが植え付けるものは計り知れません。
日本も今「平和」の守り方が変わろうとしています。この映画を観て、これまで日本が築いてきた「平和」をもう一度考えませんか。
— 女優 サヘル・ローズ