3月に開催された横浜フランス映画祭出席のために来日したシリル・ディオン監督による『アニマル ぼくたちと動物のこと』日本公開に向けてのメッセージをご紹介します。
────────────────────────────────────────────────────────
『アニマル ぼくたちと動物のこと』をご覧になった方が、この映画をきっかけに世界を変えるエネルギーが湧いてくることを心から願っています。気候変動や種の大量絶滅など、すべての生態系危機の主な原因は、私たちと生物界との関係にあります。
私たちはあまりにも長い間、木々や海、山、動物たちを、経済成長のために利用できる資源のようなものだと考えてきました。しかし、資源ではありません。生態系は私たちが幸せになるための条件なのです。生態系があるからこそ、私たちは呼吸ができ、食べることができ、飲むことができるのです。
私たちはそれらすべてに相互依存しています。ですから、生態系が死ねば、私たちも死ぬことになります。もし私たちの文明が、生態系を守り、永続させることが出来れば、私たちはより良い人生を送り、より幸せになれます。
このような仕事はとても有意義です。この惑星に生息する私たちと同じ権利を持つすべての生物と、私たちの子どもたちや孫たちが共存できる世界にしましょう。この映画を多くの人に見てもらい、行動を起こしてもらうために、この映画を広めてください。
Comments are closed.