いよいよ今週末、3月7日(土)より公開となる映画『ホールディング・リアット』のブランドン・クレーマー監督より日本に向けてメッセージが到着しました!是非ご覧ください。
また、劇場公開に合わせ緊急来日したブランドン・クレーマー監督はイメージフォーラムでの劇場公開初日と2日目の14時40分~の上映後トークを行います。初日の3月7日のみ、日本在住のイスラエル出身平和活動家、ダニー・ネフセタイさんとの対話となります。ぜひ多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。
詳細はこちら日時:2026年3月7日(土)14:40~ 上映後 (約40分)
劇場:シアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区渋谷2-10-2)
登壇:ブランドン・クレーマー監督、ダニー・ネフセタイ
聞き手:関根健次(ユナイテッドピープル株式会社代表)
日時:2026年3月8日(日)14:40~ 上映後 (約20分)
劇場:シアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区渋谷2-10-2)
登壇:ブランドン・クレーマー監督
聞き手:関根健次(ユナイテッドピープル株式会社代表)
※イメージフォーラムでは、1日4回上映予定
3月7日:12:40~、14:40~、17:30~、19:30~
3月8日:12:40~、14:40~、16:50~、18:40~
3月9日~13日:12:40~、14:40~、16:40~、18:40~
以後上映時間未定。劇場HPにてご確認ください。
イメージフォーラムのオンラインチケット購入ページでは、座席指定もできるチケット購入が、ご鑑賞日の3日前から可能です。
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第75回ベルリン国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
第98回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ショートリスト
鬼才ダーレン・アロノフスキー プロデュース
ハマスに人質として拐われた娘を救い出す…分断を超え奔走する家族を描くドキュメンタリー
映画『ホールディング・リアット』
監督:ブランドン・クレーマー
登場人物:リアット・ベイニン・アツィリ、イェフダ・ベイニン他
配給:ユナイテッドピープル
97分/アメリカ/2025年/ドキュメンタリー
2026年3月7日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
3月14日(土)大阪 第七藝術劇場 藤原 亮司さん(ジャーナリスト)上映後トークあり
<クレーマー監督 メッセージ文字起こし>
こんにちは。私はブランドン・クレーマーです。長編ドキュメンタリー映画『ホールディング・リアット』の監督を務めています。
この作品は、10月7日に拉致された私の二人の親族、リアットとアヴィヴを自宅へ連れ戻そうと奮闘する、私の家族の物語です。本作では、家族が悲嘆とトラウマ、そして政治的対立をリアルタイムで乗り越えていく姿を追っています。
兄と私は、彼らが連れ去られて数日後、カメラを手に撮影を始めました。家族が経験していることを、非常に繊細で複雑、そして正直で親密な記録として残すためです。メディアやSNSで共有されていた人質やその家族に関する物語は、大きく歪められていました。私たちは、目の前で展開されている、はるかに複雑な現実を記録する責任を感じたのです。
私たちが生きるこの時代は、深く分断されています。
この紛争、そして世界の多くの紛争に関する物語は、孤立した情報空間やエコーチェンバーの中で体験されがちです。私は、この一つの家族の中にさえ存在する、異なる見解や政治的立場、イデオロギーに共感し、理解しようと試みました。
そうすることで、この深く分断された紛争をめぐり、異なる背景や思想、政治的立場を持つ観客たちが同じ映画館に集い、同じ映画を観ながら、自分自身の感情を代弁する視点と、そうではない視点の両方に出会うことができるのではないかと考えたのです。
しかし現在、対話は麻痺してしまっているように感じます。ロケット弾がイランとイスラエルに悲劇的に降り注ぎ続け、暴力が地域全体に広がっている現状を、私たちは目の当たりにしているからです。
この映画が対話を生み出し、異なる視点のあいだに必要な理解を築く一助となり、暴力の連鎖を断ち切ることに少しでも貢献できればと願っています。そして、イスラエル人とパレスチナ人、さらには地域全体の人々にとって、より平和で公正な未来を生み出すことにつながればと願っています。
この作品を日本に届けられることを、光栄に思うと同時に大変嬉しく思います。これは国境や境界を超える物語だと、私は信じています。
これは、違いを乗り越えようとする家族の物語です。
そして、私自身がまだ訪れたことのない国である日本にこの物語を届けられることは、この映画の持つ普遍性を示すものでもあります。映画というものは本当に美しいもので、まったく異なる文脈や文化の中で生きる人々にも語りかけることができるのです。
率直に言って、イスラエル・パレスチナ紛争は、世界を分断している唯一の対立ではありません。『ホールディング・リアット』を制作したことは、紛争の中で生き、この危機の中で違いを乗り越えざるを得ない家族の姿を描こうとする試みでもありました。
これは普遍的な体験です。世界中でそうであったように、日本の観客にも深く響くことを心から願っています。
本作は1年前にベルリン国際映画祭で初上映され、最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しました。その後、世界20カ国以上で上映されています。
この作品を日本に届けられることを、私は深く、深く光栄に思っています。そして明日、日本へ渡り、初日上映で自ら作品を紹介できることを、とても楽しみにしています。
どうもありがとうございました。




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